イチロー“再加速”生還「そういうのはセンスだから」

[ 2015年5月7日 05:30 ]

<ナショナルズ・マーリンズ>2回、生還したイチロー(右)はチームメートに迎えられる(AP)

ナ・リーグ マーリンズ2―1ナショナルズ

(5月5日 ワシントン)
 マーリンズのイチローが5日(日本時間6日)、ナショナルズ戦に「7番・左翼」で出場し、4打数2安打1打点。決勝打に好走塁も見せてチームの連敗を2で止め、この日44歳の誕生日を迎えたマイク・レドモンド監督に白星を贈った。

 0―0の2回無死三塁からストラスバーグのスライダーを捉え、決勝打となる先制の左前打を放った。なお無死一、二塁から送りバントをストラスバーグが一塁に悪送球すると、二塁走者のイチローは一気に生還した。いったん三塁で止まり、一塁カバーの二塁手がほんの少しだけ後ろにこぼすのを見て再加速。難しい一瞬の判断だが「人がそう思うならそれでいいよ」とさらり。2日フィリーズ戦でベースを踏み忘れる走塁ミスを犯したが、これが本来の姿だ。「そういうのはセンスだから。こうなったこうします、じゃない」。自身にとっては当たり前のプレーと言いたげだった。

 3回にも中前打を放ち、2試合連続マルチとなる6試合連続安打。メジャー通算2866安打として歴代43位のハロルド・ベインズに並び、同42位のベーブ・ルースまであと7安打に迫った。

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