ハムドラ3浅間初安打で逆転呼んだ!12球団高卒新人一番乗りデビュー

[ 2015年5月6日 05:30 ]

<日・楽>新聞で作った兜をかぶり、子供アナウンサーとお立ち台でポーズを取る浅間(左)と武田勝

パ・リーグ 日本ハム4-2楽天

(5月5日 札幌D)
 躍動する新星に札幌ドームが沸いた。2点を追う4回。プロ初出場で「2番・中堅」に抜てきされた日本ハムのドラフト3位ルーキー・浅間は、美馬のフォークを中前に運んだ。2打席目での初安打。3月に横浜高を卒業したばかりの18歳はその後、三塁まで進み、中田の遊ゴロの間に本塁に生還すると、ベンチで先輩たちに祝福された。

 「凄くうれしかったけど、あまり覚えていない」と言うが、抜群の野球センスを随所に見せた。逆転した5回に四球で出塁すると、侍ジャパンの正捕手・嶋から初盗塁。3連敗を免れ、首位を守った栗山監督も「野球の神様が呼んでいる気がした。あいつの持っている非凡さがチームの活性剤になった」と称賛した。

 チャンスは突然訪れた。前日に陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)が左手の剥離骨折で戦線離脱。イースタン・リーグで打率・323の好成績を残していた浅間に代役として声が掛かった。前夜、午後10時半頃に連絡を受けると、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷から羽田空港近くのホテルに移動し宿泊。この日は午前6時に起床し、全体練習中の午前10時ごろに球場に到着した。「2番と聞いてびっくりして心拍数が上がりました」。それで結果を出すのだから、並の高卒ルーキーではない。

 浅間にとって、札幌ドームは、08年に開催された「NPB 12球団ジュニアトーナメント」でヤクルトJrの一員として出場して以来。その7年後、プロ野球選手となって、12球団の高卒新人一番乗りで1軍デビューし、お立ち台にも上がった。

 「こどもの日」に用意された新聞紙の兜(かぶと)、刀、そして鯉のぼりとともにポーズを取った浅間。「お客さんの雰囲気が凄かった。これを自信にしたい」。初安打の記念ボールは大事にポケットにしまい込んだ。
 
 ▼横浜・渡辺元智監督 練習で試合は見られなかったが、こんな早く活躍するとは思わなかった。うれしいですね。潜在能力は素晴らしい。課題の外角打ちを克服しようとスイングし続けて、左肋骨を疲労骨折したこともあったくらい。普段もそういう姿勢でいるから、急に呼ばれても結果が出たと思う。

 ◆浅間 大基(あさま・だいき)1996年(平8)6月21日、東京都生まれの18歳。牛込仲之小1年から野球を始め、牛込一中時代は新宿シニアに所属。中学3年夏に、日本代表の一員としてAA世界野球選手権(メキシコ)に出場。横浜1年春からベンチ入りし、甲子園に2度出場。1メートル83、75キロ。右投げ左打ち。背番号26。

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