三浦「感謝しかない」 先手許すも味方の援護で23年連続勝利

[ 2015年5月5日 16:18 ]

今季初先発したDeNAの三浦

セ・リーグ DeNA5―4ヤクルト

(5月5日 横浜)
 チームの開幕から遅れること39日。DeNA・三浦が今季初先発で6回7安打3失点と粘投。今季初勝利を飾り、プロ野球記録に並ぶ23年連続勝利をマークした。

 「緊張しました。やっと開幕できました。野手に助けられての勝利。ありがとうございました」。2安打3打点と活躍した女房役の高城とともにお立ち台に上がったベテラン右腕は帽子を脱ぎ、本拠地のスタンドを埋めた2万8000人を超えるファンに深々と頭を下げた。

 2010年以来の開幕2軍スタート。今季初の1軍マウンドで存在感を見せつけた。最速138キロながらコーナーの両サイドを突く制球力と100キロのカーブを駆使した緩急、そして最大の持ち味である“粘り”を発揮。大きく崩れることなく、味方打線の援護を待った。

 1―0の4回には高城はプロ1号とな逆転2ラン。再ぶ1点を追う展開となった6回には一挙3点を奪って、この回でマウンドを降りた三浦に勝ち星がついた。

 背番号18は「みんなに勝たせてもらっている。感謝しかありません」と仲間に感謝したが、その存在こそがナインを奮起する材料にもなっている。「(三浦)大輔に勝ちをつけたっていうのが大きい。ナイスゲーム」と中畑監督。帰ってきた“ハマの番長”が首位を争うチームを加速させる。

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