ダル「急がない」リハビリ順調も完全復帰へ慎重

[ 2015年5月5日 05:30 ]

ベンチでアスレチックス戦を観戦するレンジャーズ・ダルビッシュ

 3月に右肘のじん帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、来季中の復帰を目指すレンジャーズのダルビッシュが約2週間ぶりに取材に応じ、リハビリが順調に進んでいることを明かした。予定より4日早く固定具を外し、数日前には可動域を広げるメニューも終了。現在は新しい段階に入り、ダンベルで肩、チューブで手首をトレーニングし、リハビリ8週目となる来週からはランニングも開始するという。

 「今はまだボールを握りたいとかはない」とダルビッシュ。一般的に全治1年以上とされるが、最近はリハビリを急いだために2度目のメスを入れるケースも目立つ。一方、18カ月と十分リハビリの時間を費やしたメッツのハービーが今季開幕から無傷の5連勝をマークするなど、球界全体で復帰までのプロセスを見直す動きも出ている。

 「(ボールを投げ始めるまで)4~5カ月と言われているけど、僕は急いでやりたいとは思わない。ちょっと長い分には悪いことはない。再手術になる方がダメージは大きい。それは避けたい」。ダルビッシュも焦らず、慎重にリハビリを進めていく。

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2015年5月5日のニュース