和田監督執念の采配で4連勝「五分になってからが再スタート」

[ 2015年4月30日 21:40 ]

<神・ヤ>笑顔でナインを迎える呉昇桓(右)

セ・リーグ 阪神5―1ヤクルト

(4月30日 甲子園)
 阪神・上本が指揮官の執念にバットで応えた。

 同点の7回、先頭の福留が中越え三塁打で出塁すると、1死三塁から3者連続の代打攻勢。2死満塁となったが、1番・上本が左翼線に走者一掃の二塁打を放ち勝ち越した。

 お立ち台で上本は「つないでくれたんで、何とか打ちたいと思った。ファウルになるかと思ったが、必死で食らいついていった」と振り返った。

 今季初の4連勝。4点リードの9回、セーブの付かない状況で守護神・呉昇桓(オ・スンファン)を3連投させるなど、石橋を叩いて渡る采配を見せた和田監督は「(代打攻勢は)勝負どころ。ただ、点が取れない中、上本がよく打ってくれた」とねぎらった。

 借金1とし、5月2日から首位・巨人との2連戦に臨む。「もう一つ返して五分になってからが再スタート。まずは第1戦をしっかり戦いたい」と気合を込めた。

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