大田 1軍即4番で3安打「向かっていく気持ちで」ヘッスラ連発

[ 2015年4月30日 21:04 ]

<巨・中>1回2死一塁 大田は空振り三振に倒れる

セ・リーグ 巨人5―3中日

(4月30日 東京D)
 巨人は4番に出場選手登録されたばかりの大田が入り、いきなり3安打の活躍を見せた。

 3月中旬に左大腿二頭筋の肉離れで出遅れたが、昨年2試合で「第81代」として4番を経験していた。この日は、初回の第1打席で2死一塁で空振り三振、4回の第2打席では2死から中前打でチャンスメークし村田の先制3ランにつなげた。6回の第3打席では左翼線二塁打、8回の第4打席では右越え二塁打を放った。

 チームの4番打者は開幕時の阿部、代わって入った坂本が故障離脱、前日29日に抜てきされた中井は2打席凡退で途中交代と結果を残せていなかったが、大田が見事なパフォーマンスを見せた。お立ち台に呼ばれた大田は「ケガをして、ジャイアンツ球場で声を掛けていただいて、リハビリを頑張れた。その人たちのためにも活躍したいと思っていた」と、ファンやスタッフの気持ちに応えられたことを喜んだ。

 2本の二塁打ではいずれもヘッドスライディングで闘志を前面に出した。「やりすぎかと思いましたが、全力で向かっていく気持ちで(プレーした)」と語り、スタンドを沸かせた。まだ1試合だけだが、「1年通して活躍したい。勝ててうれしく思う」と満足げな表情で振り返った。

 原監督も「(ケガをして)悔しい思いの中で開幕しましたから。(復帰して)ファームでよく打っていた全く同じ形のものを出してくれた。いいスタートを切ったと思います」と称えていた。

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