どうなるマー君 右肘手術の球児は前腕の張りが“前兆”だった

[ 2015年4月30日 06:05 ]

<ヤンキース・レイズ>試合も中盤に差しかかる頃、記者の前で現状について説明する田中

 前腕の張りは、一般的に肘のじん帯へのダメージの前兆であることが多い。無意識に肘をかばうことで張るケースが多く、CBSスポーツは「前腕の張り。もう何百回も耳にしてきたが、右肘じん帯を痛める前兆だ。将来的にはトミー・ジョン手術かもしれない」と伝えた。

 実際、13年の藤川(当時カブス)は右前腕の張りを訴えた後に、右肘が悲鳴を上げて同手術を迫られた。ニューヨーク・タイムズ電子版はバブルヘッドデーと重ね合わせ「本物の田中は今のところ景品(の人形)並みに壊れやすいように見える」と厳しい論調だった。

 メッツの26歳エース・ハービーは、13年9月に右肘じん帯を損傷し、一度はヤンキース・田中と同じくPRP(多血小板血しょう)療法での保存療法を選択。その後、完治させるために同手術に転じて、今季開幕から4連勝と復活を遂げた。さまざまなケースと照らし合わせ、今後もトミー・ジョン手術に関する議論が続くことは避けられそうもない。

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