おかわりパ単独トップの21打点 “むちゃ振り”せず猛打3打点

[ 2015年4月27日 05:30 ]

<ソ・西>3回2死一塁、適時二塁打を放ちガッツポーズする中村

パ・リーグ 西武9―7ソフトバンク

(4月26日 ヤフオクD)
 15安打9得点。打線のど真ん中に座る西武・中村が3安打で3打点とけん引した。今季21打点でリーグ単独トップに躍り出た主砲は「僕はきょうはいいですよ」。ナインにお膳立てしてもらった好機に打っただけ。そう言わんばかりだったが、打撃には4番の自覚がのぞいている。

 3回、同点に追いつき、なお2死一塁で中堅フェンス直撃の適時二塁打。シーソーゲームの中、1点を追う4回に3得点で5―3とした後の2死一、三塁では左翼線へ2点二塁打して「大きいのを打つというより、ランナーを還そうという思いでスイングした」と中村。本塁打へのこだわりを持ちつつ、戦局を見抜いて走者を還す仕事に徹する。田辺監督も「あんまり“むちゃ振り”がない。ヒットを欲しいところで、そういう打撃をやってくれる。だから打点も多い」と称賛した。

 敵地ヤフオクドームで2勝1分けで2位に浮上した。同球場の3連戦で負けなしは、08年8月以来7年ぶりだ。3試合で8打点を稼いだ主砲は「ここ(福岡)から勝って帰るのは久しぶり」と気分良く帰京した。

 ▼西武金子侑(5戦ぶり先発で4回の左翼線決勝二塁打含む左右両打席で打点)ベンチで悔しい思いをした。監督からも粘りを言われていたが、積極的に自分らしさを出そうと思った。

続きを表示

2015年4月27日のニュース