開幕5連勝の大谷、緊急降板に悔しさ「もう少し投げたかった」

[ 2015年4月26日 17:30 ]

<日・オ>お立ち台でポーズをとる大谷(左)と中田

パ・リーグ 日本ハム3―1オリックス

(4月26日 札幌D)
 日本ハムの大谷が開幕からの5連勝を飾った。

 開幕から連勝を続けていたものの、立ち上がりが不安定だった大谷。しかし、この試合では初回からこれまでとは違う姿を見せ、オリックス打線に対して4回まで3度三者凡退に斬って取る投球を展開した。

 しかし、前回登板に続いて2試合連続での完封勝利に期待が膨らんだ矢先の5回、大谷は開幕戦のときと同じ違和感を右足に覚えた。2死から迎えた駿太に対して投じた3球目のあと、しきりにストレッチなどで右足を気にする姿が見られた。

 結局、大谷は右足ふきらはぎがつり、この回限りで大事をとって降板。「今までの登板の中で一番(投球内容が)よかったと思うが、もう少し長いイニングを投げられればよかった」とエースは緊急降板に悔しさをにじませていた。

 それでも開幕から無傷の5戦5勝はチームでは89年の西崎以来26年ぶり3人目という快挙。そして、この日が誕生日である栗山監督にも白星をプレゼントすることができた。

 「おめでとうございます。勝ててよかったです」と指揮官にメッセージを送る大谷は満面の笑み。その明るい表情から右足の状態も深刻なものではなさそうだ。

 不本意な降板とはなったが、4日の登板から続く連続無失点記録は27イニングにまで伸びた。「登板する試合は全部勝つつもりで今後も頑張る」。そのコメントに力を込めた若きエース・大谷の快進撃はこれからも続きそうだ。

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