慶大・大久保監督「恐るべし神宮」初勝利 横尾丸刈り2安打

[ 2015年4月26日 05:30 ]

<慶大・明大>9回、マウンドの加藤拓(右)を激励する慶大・大久保監督

東京六大学野球第3週第1日 慶大8―5明大

(4月25日 神宮)
 1回戦2試合が行われた。慶大は今秋ドラフト候補に挙がる横尾俊建内野手(4年)が中越え本塁打を放つなど2安打2打点をマーク。明大を8―5で下し、今季から指揮を執る大久保秀昭監督(45)は3試合目で初勝利を挙げた。早大は立大を3―2で破り先勝。大竹耕太郎投手(2年)が2失点で自身初完投勝利、打っても逆転2ランを放つ活躍を見せた。

 低めの直球を思い切りすくい上げた。1点を追う4回。4番・横尾が放った打球はバックスクリーン左で弾んだ。同点ソロに「(スタンドまで)行かないと思って一生懸命走った。結構飛んでくれた」と笑顔を見せた。

 開幕カードの法大戦は2連敗。自身も無安打に終わっていた。「気合を入れた」と丸刈り頭で出直すと、5回にも右前適時打で2安打2打点。「とりあえず監督に1勝してもらいたかった」と、就任1年目の大久保秀昭監督に初勝利をプレゼントした。1―1の5回2死満塁から走者一掃で勝ち越しとなる中越え二塁打を放った3番・谷田は「貢献できて良かった」。ドラフト候補の3、4番コンビがようやく目覚めた。それでも7点リードの9回に3点差まで追い上げられ、大久保監督は「ヒヤヒヤ、ドキドキ。恐るべし神宮」と胸をなで下ろした。

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