ゴメス不在なら…4番は福留!得点圏打率チームトップ・375

[ 2015年4月25日 06:30 ]

フリー打撃で快音を響かせる福留

 ゴメスがダメでも福留がいる。阪神の福留孝介外野手(37)が、25日の広島戦でゴメスが欠場した場合、4番として起用される可能性が浮上した。実現すれば中日時代の2007年6月20日オリックス戦(3打数1安打、1本塁打、3打点)以来となる。

 ゴメスの欠場は、リーグワーストのチーム打率・232、リーグ5位のチーム総得点68と、破壊力のない攻撃陣にとっては、大きな痛手となりかねない。そんな中で、関川打撃コーチが4番候補として名前を真っ先に挙げたのが福留だった。

 「(ゴメスは)あす(25日)にならないとね。もしダメでも、福留、マートン、(新井)良太もいる。他にも候補はいるし、いるメンバーでやるだけ」

 福留は24日現在、打率・254ながらチーム2位の打点10で得点圏打率は同トップの・375と勝負強さが光る。3本塁打も2本のゴメスより多くチーム最多で、一発の魅力も劣ることはない。

 「(打順は)変わらないでしょう。特に(打順変更があっても)気にしない」。打席に入れば、やるべきことは同じ。たとえ、4番に座っても結果を追い求めることに変わりはない。

 25日に対戦予定の広島・黒田とは前回11日の対戦でも本塁打を含む3打数2安打2打点。26日先発予定の左腕・ジョンソンに対しても12日の対戦時に2回の初打席で右翼線二塁打し先制点のきっかけをつくっている。

 もちろん、ゴメスの穴は福留1人で埋められるはずもない。最近3試合は13打数8安打と上り調子でチームトップの打率・322を誇る西岡が「(初戦を)取れるように頑張ります」と話したように、連敗阻止には、攻撃陣が一丸となって攻めていく必要がある。

 窮地に陥った時に、力を発揮できるのが本当に強いチーム。猛虎の真価が問われる時が来ているのかもしれない。

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2015年4月25日のニュース