原監督 快気1勝!6戦ぶり復帰即打線全開 クリーンアップ全員打点

[ 2015年4月22日 05:53 ]

<巨・広>広島を下し、ナインを迎える原監督(中央)と川相ヘッドコーチ(左)

セ・リーグ 巨人6―3広島

(4月21日 前橋)
 快気祝いだ。巨人は21日、広島を6―3で下し、インフルエンザ感染から6試合ぶりに指揮を執った原辰徳監督(56)の復帰戦を白星で飾った。昨オフに左肘の手術を受けたレスリー・アンダーソン外野手(33)が5番で復帰し、3回に左中間適時二塁打。5回には3番・橋本到外野手(24)、4番・坂本勇人内野手(26)が、球団では13年ぶりとなる連続三塁打でいずれも適時打を記録するなど、クリーンアップ3人がそろって打点を挙げた。

 久しぶりに浴びる夜風と前橋のファンの心地よい歓声。6試合、9日ぶりにグラウンドに戻ってきた原監督は、柔和な笑顔で勝利を振り返った。

 「内容はともかく、いいところで一本ずつ出れば得点は上がりますね」

 手放しでは称えなかったものの、阿部という柱を失いながら、機能している中軸を評価した。3番・橋本、4番・坂本、5番・アンダーソンがいずれも打点。2試合連続で中軸3人が打点を挙げるのは今季初めてだ。

 まずは指揮官と同日に戦列に復帰し、先発起用されたアンダーソンだ。左肘の手術明けで出遅れた助っ人は、3回に3点目となる左中間二塁打。「自分にとっての開幕。結果が出てホッとしている」と話し、原監督も「勝負強さも思い切りも、いいスタートを切った」とねぎらった。5回1死二塁からは橋本、坂本が、チーム13年ぶりの2者連続三塁打で加点した。

 16日のDeNA戦(横浜)。原監督は監督代行を務めた川相ヘッドコーチとの電話会談で、橋本を昇格即日で3番起用するよう助言した。以来、5試合連続安打。この日は全4打席で出塁し、5回の左中間三塁打は3ボールからの4球目を叩いた。24歳は「(ストライクを)取りにきた球を振ってやろうと。自分のタイミングでしっかり待てている」と胸を張った。

 休養中、原監督は自宅のテレビで試合をチェック。「体は大丈夫です。ご心配をおかけしました。しっかり時間は使わせていただきました。きょうにつなげられた時間になったとは思います」。試合前の打撃練習では坂本、長野に対して休養中に気付いた点を指摘した。坂本にはノックバットでグラウンドにバッターボックスを描き、下半身の使い方を指導した。

 インフルエンザ明けとあり、指揮官は前日に群馬県高崎市内の宿舎に入ったチームとは別に、試合当日の午前中に宿舎入り。昼前にはコーチ陣を集めてミーティング。不在の間、4勝1敗の成績を残した感謝を伝えた。

 「自分の中で気持ちも新たにスタートを切りました」と原監督。前橋では13年から3年連続で白星を挙げ、今季最多の貯金3とした。長野、阿部、村田で中軸を組んだ開幕時のオーダーとは様変わり。今季、「新成」をスローガンに掲げる指揮官は常に競争を求め、橋本ら代わりの選手が結果を残す。もちろん、まだまだ完成型ではない。前橋を新たなスタートに、進化を求めていく。

 ≪2年ぶり2戦連続そろい踏み≫巨人は19日の阪神戦に続き先発3~5番が打点を挙げ2連勝。チームのクリーンアップが2試合連続でそろって打点を記録するのは13年8月24、25日DeNA戦以来2年ぶりだ。5回には3番橋本、4番坂本と連続適時三塁打。巨人の2者連続三塁打は02年ヤクルト戦の9回に9番代打の斉藤、1番清水がマークして以来13年ぶり。クリーンアップの連続は81年4月19日広島戦で7回に4番中畑、5番原がいずれも中越え三塁打して以来34年ぶりと珍しい。

続きを表示

この記事のフォト

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2015年4月22日のニュース