オリ延長制し4連勝、代打駿太が決めた 中島離脱も全員カバー

[ 2015年4月22日 05:30 ]

<ロ・オ>延長12回2死満塁、駿太は左前適時安打を打つ

パ・リーグ オリックス5―2ロッテ

(4月21日 QVC)
 執念の打球が左前に落ちた。延長12回、2死満塁。直前の打席まで打率・143だったオリックス・駿太が、フルカウントから益田の直球を強振すると、打球は左翼・荻野貴の前に落ちる決勝の2点適時打。さらに小島が左前適時打で続き、この回3点を奪って勝負を決めた。駿太は「チャンスで回してくれた先輩方に感謝したい。かましたろう、と思っていた」と殊勲打に鼻息を荒くした。

 苦しい展開を、まさに全員野球で乗り切った。試合前には、19日の西武戦で右太腿裏の肉離れを発症した中島が、リハビリに努めるため出場選手登録を抹消。主力選手が続々と離脱する中、中島までも消える暗いニュースに包まれた。

 その暗雲を吹き飛ばすかのように、3回に糸井が石川のシンカーを右翼席に3号ソロ。だが7回、四球で出塁した糸井は、三塁まで進んだ際に駿太と交代。野間チーフトレーナーによると、19日の西武戦で痛めた臀部(でんぶ)に不安があり退いたというが、福良ヘッドコーチは「別のところもちょっと」と、満身創痍(そうい)だと明かした。糸井は「大丈夫」としか語らなかったが体調が万全でないことは明らかだった。

 さらに12回、駿太の適時打で二塁から帰還した平野恵が左太腿を痛めて交代。「どうなるか分からない。明日も何とも言えない」と、患部をアイシングしたままバスに乗り込んだ。今季初の4連勝も、勝つ度に負傷者が続出するとんでもない事態になってきた。

 森脇監督は「その場その場でみんなが集中してくれた」と誉め称えたが、糸井らについては「明日以降のことは、考えられない。現在いるメンバーでやっていく」と前を向いた。勝ちながらも不安は消えない。

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