専大・森沢 1部初安打がサヨナラ打、34季ぶりの開幕3連勝

[ 2015年4月16日 05:30 ]

<亜大・専大>9回2死一、三塁、専大・森沢(右から2人目)はサヨナラ中前打を放ち大喜び

東都大学野球第2週第1日 専大4―3亜大

(4月15日 神宮)
 1回戦2試合が行われた。専大は8回の守備から途中出場した森沢翼外野手(4年)がサヨナラ打を放ち、亜大を4―3で下した。5連勝した98年春以来34季ぶりの開幕3連勝。第1試合では国学院大の今秋ドラフト候補・柴田竜拓主将(4年)が3安打3打点を挙げ7―3で拓大を下した。

 3―3で迎えた9回2死一、三塁。森沢が振り抜いた打球は高々と上がって風に運ばれ、左中間にぽとりと落ちた。1部初安打が17年ぶりの開幕3連勝を決めるサヨナラ打。ナインにもみくちゃにされ「なんとか落ちてくれと。上がりすぎたと思ったけど結果オーライですね」と笑った。

 前橋商時代に右膝前十字じん帯を2度断裂。大学2年春に左膝の同箇所も断裂して手術を受け、1年を棒に振った。それでも「ケガで諦めたら後悔する」と地道にリハビリに取り組み「野球をやれる喜びがある。恩返ししたい」と周囲の支えに感謝する気持ちをバットに込めた。

 開幕から早くも2度目のサヨナラ勝ち。オフにJX―ENEOSなど強豪社会人とオープン戦を積んできた成果が出ている。斎藤正直監督は「3連勝?実感はないです。一戦必勝」と気を引き締めていた。

 ▼亜大・生田勉監督 先発マスクの頓宮(とんぐう)ら1年生は良い勉強になったのでは。粘れたことは次につながる。

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2015年4月16日のニュース