サッカーくじは“成功” 14年度売り上げは過去最高1107億円

[ 2015年4月15日 06:45 ]

コンビニでも簡単に購入できるサッカーくじ
Photo By スポニチ

 スポーツ振興くじは、スポーツ振興の財源確保のため、2001年3月3日からサッカーのJリーグ公式戦13試合の結果を予想する「toto(トト)」として販売された。05年度からは天皇杯も対象試合になった。

 販売初年度は642億円を売り上げたが、その後は落ち込み、06年度は134億円止まり。減少に歯止めをかけるべく、当せん金上限3億円、キャリーオーバーを含めれば最高6億円になる「BIG(ビッグ)」が06年9月から販売された。コンピューターが無作為に勝敗を選ぶ非予想くじで、この導入を機に人気が復活。07年度の売り上げは637億円まで伸びた。13年11月からはプレミアリーグなど海外リーグ対象のくじが販売され、Jリーグ休止期間もくじが購入可能に。昨年5月にはW杯ブラジル大会の日本戦などを対象としたくじが初めて販売された。

 昨年2月から「toto」の1等当せん金が2億円から5億円へ大幅引き上げ。同8月と今年1月の2度、1等当せん金10億円の「10億円BIG」も期間限定で販売された。14年度の売り上げは過去最高の約1107億円。収益はスポーツ団体や地方公共団体などに助成金として配分される。

続きを表示

この記事のフォト

2015年4月15日のニュース