根強い不正行為への懸念 過去「黒い霧」のプロ野球界「簡単なことではない」

[ 2015年4月14日 20:44 ]

 サッカーで運営が好調なスポーツ振興くじは、対象をプロ野球に拡大する方向で検討に入った。球界には不正行為につながりかねないとの懸念の声が強くどう支持を取り付けるかが課題となる。

 プロジェクトチームは2年前にまとめた報告書で、対象競技の条件として国民に幅広い人気があること、天候に左右されず安定して試合が実施できること、集団のプロスポーツであることなどを挙げた。当時はサッカー以外に該当なしと結論づけたが、プロ野球は多くの点で条件を満たす。

 現場の抵抗感は根強い。1969年に発覚した「黒い霧事件」では、暴力団の要請で八百長行為に関与したとされる選手が永久追放となった。球界の信用が失墜した過去があるだけに、ある球界関係者は「反社会的勢力の対策をどうするのか。いったい誰がやるのか。そんなに簡単なことではない」と語った。

 遠藤利明座長は「(不正のイメージは)払拭してスタートしないといけない」と強調した。コンピューターが無作為に勝敗を選ぶ「非予想系くじ」ならば、不正は起きないとし「(球界関係者に)これから話をする。丁寧に進めたい」と慎重に手続きを進める考えを示した。

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