ヤクルト負けても新記録、開幕14戦連続3失点以下で三原西鉄超え

[ 2015年4月12日 05:56 ]

<巨・ヤ>ヤクルト先発・石川は6回2失点に踏ん張るも敗戦投手に

セ・リーグ ヤクルト1―2巨人

(4月11日 東京D)
 勝利はならなかったがプロ野球記録は誇っていい。ヤクルト投手陣が2失点に抑え、開幕から14戦連続3失点以下。56年に名将・三原脩監督が率いて日本一を成し遂げた西鉄の13試合を更新した。

 「勝たないと意味がないが、投手陣を含めたディフェンスは形になっている。打つ方がもうひと踏ん張りできればいい」

 6戦連続で1点差試合となったが、真中監督に悲愴(ひそう)の色はない。先発の石川が6回2失点の後、3投手で2イニングを無失点。救援陣の防御率は0・90と絶対的だ。昨年の秋季キャンプからミーティングで「1球の意味」を全員で考えてきた。この日の2死球で死球はリーグワースト8となったが高津投手コーチは「死球も内角を攻めている結果の部分がある」と語る。

 「投手陣が安定すれば1点の取り方も変わってくる」と真中監督。2年連続最下位のチームは確実に変わりつつある。

 ≪チーム記録近づく≫ヤクルトは敗れたものの2失点。これで開幕から14試合連続3失点以下とし、56年西鉄の13試合連続を抜くプロ野球新記録を達成。「開幕から」の条件なしでは56年大映、58年中日の17試合が最多、チームでは61年の15試合で記録が近づいてきた。また、1日阪神戦からは10試合連続2失点以下を継続中。こちらの最多は56年阪神の13試合であと3試合に迫った。

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