オリ白星スルリ 馬原「申し訳ない」9回痛恨被弾にガックリ…

[ 2015年4月12日 05:30 ]

<楽・オ>9回、2点差を守り切れなかったオリックス・馬原

パ・リーグ オリックス3―3楽天

(4月11日 コボスタ宮城)
 手中に収めたはずの白星を、オリックスが無残にも落とした。2点リードの9回、3番手の馬原が無死二塁から楽天・サンチェスに同点2ランを浴びて救援失敗。直前まで、打率1割にも満たなかった相手助っ人に、スライダーを左中間席に運ばれた右腕は、責任を感じ肩を落とした。

 「低く、低くいこうという意識はあったが、最後は甘かった。嫌な流れを断ち切らないといけない場面だった。申し訳ない」

 守護神の平野佳が、右足首を痛め戦線離脱中。馬原には通算180セーブの経験があり、代役に抜てきされていたが、2日のソフトバンク戦で投げたのが最後で、登板間隔が空いていたことも不運だった。その後の2死満塁のサヨナラ機を抑えたものの、7回途中1失点と力投したバリントンの移籍後初勝利も消滅。チームが3連敗中だっただけに何より勝利がほしかった。

 それでも、森脇監督は「みんな最善を尽くしてくれた。勝ちよりも引き分けは難しいだろうと思っていたので、よく頑張った」と、何とか借金10を阻止した選手をねぎらった。悪い流れの中で、10回からの3イニングを無失点好投した海田は「使ってもらっているので、意気に感じて投げるだけ」と闘志は衰えていない。離脱者の多い救援陣で4年目左腕の台頭は心強い。痛恨のドローだが、次こそ勝利を奪う。

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2015年4月12日のニュース