女子プロ野球　11日に首都圏開幕、川口で埼玉ＶＳ京都　イベントも

埼玉での開幕戦をＰＲした磯崎由加里投手

　１５年シーズンがスタートした女子プロ野球が１１日、首都圏開幕戦を迎える。埼玉を拠点に活動する埼玉アストライアが、昨季の年間女王チーム・京都フローラを相手にホーム開幕３連戦を川口市営球場で行う。

　昨季、女王決定戦でフローラに敗れ２連覇を阻止されたアストライアは今季、東北レイアから岩谷美里、山崎まり、佐藤千尋、大山唯の各内野手、三浦由美子外野手の打撃、守備、走塁にすぐれた野手陣の補強と、兵庫ディオーネから一昨年最多勝に輝いた大田秀奈美投手の復帰によりチーム力を増強。また、１２年女子野球Ｗ杯ＭＶＰ右腕で日本代表３大会連続の出場経験を持つ即戦力ルーキー・磯崎由加里投手の加入など、投手、野手ともにバランスのとれたチームとして優勝候補筆頭に挙げられている。

　開幕３連戦を前に、このほど東京・越中島のスポーツニッポン新聞社を訪れた磯崎投手は「アストライアには埼玉の高校、大学出身者も多く、皆さんと一緒に埼玉を盛り上げたいです。新生アストライアを応援しに来ていただき、女子プロ野球ならではの魅力を見て、感じてください」とＰＲした。

　開幕３連戦は各日ともイベントや飲食ブースも充実。１１日のホーム開幕戦は２人組ユニット「サスケ」のライブ＆始球式、１２日第２戦にはスペシャルゲストとして石井一久氏が始球式を行うことが決定した。

　≪雑誌も発行≫女子プロ野球と角川書店が共同制作した「女子プロ野球Ｗａｌｋｅｒ」が早くも話題となっている。三浦伊織、川端友紀、里綾実、只埜榛奈の４球団の主力選手へのインタビューをはじめ、選手名鑑、シーズン戦力分析、女子プロ野球なんでもランキングや女子会トークなど、女子プロ野球の魅力が満載の一冊だ。価格は９０７円（税別）。