広島 悪夢の7連敗…大瀬良、完封目前も白星スルリ

[ 2015年4月7日 22:12 ]

<広・巨>9回、中崎(右)にマウンドを譲る大瀬良

セ・リーグ 広島1―2巨人

(4月7日 マツダ)
 広島は本拠地で痛恨の逆転負けを喫し7連敗となった。1点リードの9回、守備の乱れから同点に追いつかれると、延長11回にも失策で勝ち越し点を献上。先発・大瀬良の8回1/3、5安打1失点の粘投も実らず、暗いトンネルを抜け出すことはできなかった。

 7試合ぶりの勝利は目前だった。だが、白星はスルリと逃げて行った。初回、先頭・菊池の左前打から1死三塁とし、ロサリオが左前適時打で先制。その後は追加点を奪えなかったが、先発・大瀬良が粘りの投球で8回まで無失点と巨人打線を抑え込んだ。

 しかし9回、事態は暗転する。先頭・亀井の左翼への飛球を、天谷が目測を誤りまさかの落球。これが二塁打となると、大瀬良が1死三塁から井端に右前適時打を許して同点に追いつかれた。

 そして延長11回。4番手・一岡が1死から四球、盗塁で二塁に走者を背負うと、続く鈴木の三遊間の当たりを好捕した遊撃・田中が三塁へ悪送球。勝ち越し点を奪われ、万事休した。

 今季、ホームでの開幕3連戦後、ビジター6連戦でまさかの全敗。しかも、そのうち3試合がサヨナラ負け。本拠地に戻り出直しを期したチームだったが、今季10試合で実に5度目となった延長戦で、勝利をつかむことはできなかった。

続きを表示

この記事のフォト

2015年4月7日のニュース