DeNA三嶋 今季は違う1勝 昨季開幕投手も1勝止まり

[ 2015年4月6日 05:30 ]

<D・ヤ>8回途中までヤクルト打線を1点に抑えた三嶋

セ・リーグ DeNA2-1ヤクルト

(4月5日 横浜)
 DeNA・三嶋は好投の要因を「ゾーンで勝負できた」と言った。7回2/3を5安打1失点。23アウト中、三振は3だった。打たせて20のアウトを取った理由。ひとつがスライダーの進化だった。

 制球難で球数が多くなり、試合中盤で崩れるイメージが強い三嶋。今季初登板だった3月29日の巨人戦(東京ドーム)も4回0/37失点だった。それでも、かすかな手応えが残った。「スライダーの曲がりを小さくすれば打ち取れるかも」。曲がりが大きく、空振りを狙える半面、見逃されるとボールの確率が高い同球種を、登板間で修正した。

 効果は絶大だった。スライダーで取ったアウトの数は直球やチェンジアップを上回る最多の9。先頭の川端を出塁させた4回は続く山田に2球続けて投じて左飛に。6回に1点を失い、なお2死三塁でも畠山を遊ゴロ。味方の逆転につなげた。

 ヤクルト戦は昨年3月28日の開幕戦(神宮)で先発を任されながら2回9失点でKOされて以来で、結局シーズンでも1勝止まりだった。そのリベンジを果たし「本当に去年はチームの足を引っ張った。結果でやり返したい」。今年の三嶋は違う。

 ▼DeNA・山崎康(新人ながら抑えを務め、1点リードの9回を締めて2セーブ目)腕を振る中で、低めも意識した。

 ▼DeNA・川村投手コーチ(好投した三嶋について)6回に1点を取られてから粘ったのは大きい。

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