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激突から1年…西岡 東京Dで4安打「ユニホームを着ていることが幸せ」

[ 2015年4月4日 08:00 ]

<巨・神>4回表無死二塁、ゴメスの三塁内野安打の間に三塁を陥れる西岡

セ・リーグ 阪神4―2巨人

(4月3日 東京D)
 東京ドームには、1年前の惨劇を見たファンもきっといるだろう。この日は阪神・西岡が笑っていた。4安打を放ったからだけではない。勝利の瞬間を見届けることができ、チームに大きく貢献できたからだ。

 「勝てたことが一番。負けることはあるけど、連敗しないことが大事。去年3月30日にケガをした。今頃は入院していたし。ユニホームを着ていることが幸せに感じる」

 特別な場所で人一倍に躍動した。初回2死からチーム初安打となる左前打で出塁。4回無死の第2打席でも快音を響かせた。カウント1ボール1ストライクからの内角速球を強振した一打は右翼越えの二塁打だ。続くゴメスが放った平凡な三ゴロを処理した村田が見せた一瞬の隙を突いて三塁を陥れた。好打&好走塁で菅野をぐらつかせ、梅野の2点二塁打につなげた。

 「(次は)4番だし、進塁打のサインもないんで。いろいろな事を想定していた。隙があれば(行こうと思っていた)」

 昨年3月30日の巨人戦で悪夢が襲った。二塁後方の飛球を背走して追い、右翼手の福留と激しく激突。グラウンドに倒れ込み、救急車で病院に搬送された。左右の第一ろっ骨骨折などの重傷を負い、全治も未定。選手生命の危機にさらされた。1年前のこの日は病院のベッドの上で身動きも取れない状況だった。

 懸命なリハビリを乗り越えて再び東京ドームのグラウンドに立った昨年7月には両チームのファンから歓声を浴びた。「オープン戦では、ああいう姿(打率・152)だったのに信じて起用してくれた和田監督に応えたい。その一心」。昨季と守備位置は違っても、全力プレーは変わっていなかった。

 スイッチが入ると止まらない。7回には左越え二塁打、9回にも中前打して13年5月11日のヤクルト戦(松山)以来となる4安打。打率は・429まで跳ね上がり、セ・リーグ2位につけた。3番・西岡がいま、セ・リーグでもっとも怖い。

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