13歳“剛腕少女”が自身を中傷した大学生を擁護「誰でも過ちを犯す」

[ 2015年3月24日 17:34 ]

ワールドシリーズ第4戦のセレモニアルピッチを行ったモネ・デービス投手 (AP)

 “剛腕少女”として全米で話題のモネ・デービス投手(13)は23日、自身を中傷してブルームズバーグ大学の野球部を退部させられた学生に対して、その処分の取消を同大学に求めていることを明かした。

 ブルームズバーグ大学の一塁手だった学生はデービス投手に関するストーリーが映画化されることを自身のツイッターで「笑わせるな」などと批判。これを重く見た大学は学生を退部処分とした。

 これを受けて、デービス投手はメディアの取材に対し、「誰でも過ちを犯すもの。彼のツイートに私は傷ついたが、野球部を退部させられた彼は私以上に傷ついている。もう一度、彼にチャンスが与えられるべき」と語り、ブルームズバーグ大学に学生の野球部復帰を求めるメールを送ったという。

 しかし大学側は「彼女の要求はその人柄をよく示している」とデービス投手のメールに感謝しながらも、退部処分に関しては「その決定が適当であるという考えは変わらない」という声明を発表。学生が再びブルームズバーグ大学のユニホームを着ることはなさそうだ。

 デービス投手は昨夏のリトルリーグワールドシリーズで最速70マイル(113キロ)のストレートを武器に男子顔負けの投球を披露。スポーツ誌の表紙を飾るなど、一躍注目される存在となり、昨秋のワールドシリーズでは第4戦で始球式を務めた。

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