岩崎 開幕ローテ逆転当選!最終テストで圧巻6回1安打0封

[ 2015年3月20日 05:30 ]

<中・神>回1死一塁、森野の打球にグラブを出す岩崎

オープン戦 阪神3―2中日

(3月19日 ナゴヤD)
 阪神・岩崎優投手(23)が19日、中日とのオープン戦(ナゴヤドーム)に先発し6回1安打無失点の快投を披露。開幕ローテーション入りを決定付けた。昨年ルーキーながら5勝をマークした左腕は、キャンプ2軍スタートから状態を上げて来て、開幕6戦目となる4月2日のヤクルト戦(神宮)の先発切符をゲット。チームも27日の開幕戦の前哨戦に勝利し、弾みをつけた。 

 岩崎が大外から一気に開幕ローテーション争いを制した。最終テストと目されたマウンドで満点快投を見せつけた。

 「結果は良かったと思う。(競争の中で)それに関しては良かった。すごく良い状態だったかなと。ストレートの質が前回良くなかったので、それにこだわって投げた」

 これぞ岩崎優と言える投球術だった。テーマに掲げた直球主体。初回は1死から荒木に四球を与えながら、森野を133キロ直球で遊ゴロ併殺。以降、5回まですべて3者凡退に片付ける無安打投球を披露した。

 6回も先頭のエルナンデスに初安打を中前に運ばれたが、2死一塁から谷繁を直球で三ゴロ併殺。終わってみれば、すべて打者3人ずつで終わらせ、6回1安打5奪三振無失点で降板。直球はすべて、130キロ台ながら、おもしろいように打者を差し込んだ。昨年の開幕直後、チームの救世主として好投を連発した姿を思い出させるパフォーマンスだった。

 前回11日の広島戦(甲子園)では直球の球威不足を感じていた。7日間あった調整期間で投球フォームなどを修正。「押し込めている感じもあった。(直球には)納得している。だいぶ良い状態にあると思う」

 先発6番手の座を新人の石崎、同期入団の岩貞と争っていたが、試合後に中西投手コーチは「石より岩の方が強いやろ。(石崎は)中に入れる」とローテ争いの決着を示唆。2軍キャンプからはい上がった2年目左腕が2年連続で開幕ローテーション入りすることが決まった。

 この日、登ったナゴヤドームのマウンドには苦い思い出がにじむ。昨年5月7日の登板で自己ワーストの6失点でKO。プロの壁にぶち当たった。その夜、手を差し伸べてくれたのは先輩左腕の高宮だった。焼鳥店で“反省会”を実施。「やっぱりピッチャーは直球が大事じゃないか」と助言をもらい「原点」を思い返した。その言葉を体現し、直球で押して因縁の地で見事なリベンジを果たした。

 「まだ何も決まってないので、シーズンが始まるまでにもっと状態を上げていく。1イニング、1イニング、1人、1人の気持ちでやっていきたい」

 救世主が帰ってきた-。昨年、数々の驚きを与えてきた背番号67が、今年もチームに嬉しいサプライズを呼び起こす。

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