ダル手術成功、復帰は来年 1年以上にわたるリハビリへ

[ 2015年3月18日 15:57 ]

 米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュは17日にフロリダ州で右肘靱帯の修復手術を無事に終えた。球団から「今シーズンを終える手術」と発表されたように戦列復帰は早くても来季の開幕から。1年以上にわたるリハビリが待ち構える。

 ひとまず7~10日間は三角巾を使って右肘を使わないようにし、その後は固定具を装着。傷口がふさがれば肘のリハビリとともにランニングや下半身のトレーニングを始めることになる。

 今後の見通しは今回執刀したアンドルーズ医師から同じ手術を受けた2投手、チームメートの藤川とレッドソックスの田沢の例が参考になるだろう。カブス時代の2013年6月に手術した藤川がキャッチボールを再開したのは同10月、10年4月にメスを入れた田沢は同8月で、ともに約4カ月後だった。

 差がついたのは投球練習再開で、術後約8カ月と2週間で始めた藤川に比べて田沢は2カ月遅かった。藤川はメジャー復帰が術後約14カ月、田沢は約17カ月となっており、投球練習を始めるタイミングが戦列に戻る日に影響しそうだ。

 とはいっても焦りは禁物で、地道なリハビリを一つ一つこなさなければならない。精神面での忍耐も要求される日々となる。ダルビッシュが話した通り「ポジティブに何ができるのかを考えて前を向く」との姿勢は大事になる。(共同)

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2015年3月18日のニュース