大瀬良 黒田直伝ツーシーム使える「右に対しては、より有効になる」

[ 2015年3月18日 05:30 ]

<日・広>広島先発・大瀬良は新球を武器に4回2失点に抑えた

オープン戦 広島3-3日本ハム

(3月17日 札幌D)
 広島・大瀬良が17日の日本ハム戦に先発し、4回2失点(自責1)。黒田直伝のツーシームを実戦で初投入し、一定の手応えを得て新たな武器とすることを決めた。

 「思っていたより、うまく使えるようになっている。段階を踏んで投げていけるようになればと思います。僕には直球を強振してくる打者が多いので、手元で動く球があれば助かるので」

 初回、先頭の西川への初球から投げた。「反応に関してはしっかりと振り切られる感じはなかった。思い描いたような打球も多かった」。象徴的だったのが4回2死三塁、打者は近藤。フルカウントからの1球はバットの芯を外し、投ゴロに打ち取った。勝負球でも通用できるメドを立てた。

 春季キャンプ中の3月1日、居残り練習中に黒田から教わった。最近新たに「腕を遅らせて出してくるイメージ」というアドバイスも応用した。この日は左打者限定で使用したが、開幕までのラスト調整登板では右打者にも試してみるつもりだ。「右に対しては、より有効になるんじゃないかと思いますし、しっかりとやっていきたいです」。昨季の新人王が進化を続けている。

 ▼広島・今村(5回からオープン戦に初登板し、3者凡退)これを続けていきたい。

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2015年3月18日のニュース