“今年の野球界を象徴する人”広島・黒田 初の全国CM出演へ

[ 2015年3月17日 05:30 ]

マツダスタジアムで復帰後初のCM撮影に臨んだ広島・黒田

 帰ってきた右腕が球界の「顔」になる。広島・黒田博樹投手(40)が16日、衛星放送・スカパー!のCM撮影に臨んだ。「スカパー!プロ野球セット」のCMで、黒田は前回の広島在籍時にローカルCM出演があるものの、これが不惑の全国デビューとなった。

 映像からも「男気」がにじみ出ているに違いない。チームの札幌遠征に参加せず、マツダスタジアムで次回登板に向けての調整を行った黒田は、練習後に撮影に臨んだ。球場通路を歩くものや一塁ベンチに座り、ジッとグラウンドを見つめる映像。さらに握りしめたボールを見つめる映像など、登板前をイメージさせる複数カットを収録。右腕は「ユニホームを着て、やる分には普通にできました」と振り返った。

 「―セット」の今季CMは、桑田真澄氏と清原和博氏が共演して話題となった「KKコンビバージョン」が2011年から2年間放映されたが、選手単独での出演は初。広告代理店・電通の担当者は人選について「いろんな意味で、今年の野球界を象徴する話題の人ですから」と説明した。

 CMは開幕2日前の3月25日から、地上波各局でオンエア。15、30、60秒の3パターンで黒田の勇姿が披露される。シーズン開幕へ順調に歩を進めている右腕は「野球に注目してもらい、人気が高まれば、出演した甲斐があります」と口にした。

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2015年3月17日のニュース