県岐阜商・高橋 初聖地「投げやすい」 巨人&楽天“密着”マーク

[ 2015年3月17日 05:30 ]

スコアボードから練習を見守る県岐阜商ナイン

 第87回選抜高校野球大会(21日開幕)の出場32校による甲子園練習が16日に始まり、最速152キロで大会No・1右腕の呼び声高い県岐阜商・高橋純平投手(2年)が登場。甲子園練習は18日まで行われ、17日は昨夏の甲子園で全国制覇を果たした大阪桐蔭など12校が登場する。

 巨人、楽天などのスカウトがネット裏に陣取る中、高橋は憧れのマウンドに立ち10球ほど投げて感触を確かめた。「とてもワクワクする。凄く投げやすくて、やっぱりいいマウンドだな」と天真らんまんな笑顔を見せた。直球も変化球も投げ、けん制の練習もした。甲子園の雰囲気を気に入った様子で、過去の自分と照らし合わせ「環境が合っているときは、大体いい投球ができている」と自信ものぞかせた。

 秋は77回を投げて防御率0・47。本番に向けて冬場は以前と比べて「3倍」の量を走り込み、直球の威力をより磨いた。8日の飛龍(静岡)との練習試合では、自己最速に並ぶ152キロを既に計測した。

 戦前に4度甲子園大会を制した古豪も、戦後は頂点に立てていない。藤浪(阪神)らがマークしたセンバツ史上最速153キロの更新にも期待がかかる高橋は、帽子のひさしに「楽しむ」と記し、「一球一球を大事に楽しみながら投げたい」と話した。

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