カーショー 自身の乱調に苦悩「キャンプが進むにつれ悪くなる」

[ 2015年3月16日 11:22 ]

マリナーズとのオープン戦に先発したドジャースのカーショー (AP)

オープン戦 ドジャース5―2マリナーズ

(3月15日 アリゾナ州ピオリア)
 ドジャースは15日、マリナーズとのオープン戦を行い、この試合で昨季自身3度目のサイ・ヤング賞を獲得したクレイトン・カーショー投手(26)が先発した。

 カーショーは初回に2本のヒットと四球でいきなり2死満塁のピンチを迎える苦しい立ち上がり。この回は何とか無失点で切り抜けたものの、続く2回にも得点圏に走者を出すという不安定な投球が続いた。

 そしてついに3回、先頭のカノに二塁打を許して、その後、無死一、三塁と再度ピンチを招くとウィークスの併殺打に間に失点した。結局、カーショーは4回途中、予定されていた65球を投げたところで降板。3回1/3を投げて4安打1失点という内容だった。

 「ボールがどこに行くか見当がつかなかった」と言う通り、この試合では3四球と制球に苦しんだカーショー。「キャンプが進むにつれて内容が悪くなっている。何がどうなっているのか理解するべきことがたくさんあるね」とコメントを続け、昨季は21勝を挙げてチームを地区優勝に導いた左腕は苦悩を吐露した。

 一方、マッティングリー監督は「カーショーは完璧を求める投手だから、自身と格闘し、苦悩することもある。私の見解ではそれが彼にとってはプラスに働く」とエースの乱調を楽観的に見ていた。

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