開幕まであと2週間…巨人非常事態 内海&大田が開幕絶望に

[ 2015年3月13日 06:20 ]

ノックを受ける内海

 巨人・内海哲也投手(32)の1軍復帰が6月以降となる可能性が出てきた。巨人は12日、同投手が左前腕部の炎症のため、同日から2軍で調整すると発表した。原監督は、報道陣に「少し時間がかかりそうか」と問われ、「そうだろう」と険しい表情で話した。

 最低でも2週間程度のノースロー調整を余儀なくされるとみられ、27日の開幕までの復帰は絶望。当面は5月中の実戦復帰を経て、6月以降の1軍復帰を目指すことになる見込みで、内海自身は「焦りますよ。焦って頑張ります」とだけ話した。内海は3回を1安打無失点と好投した4日の日本ハム戦(札幌ドーム)で異変を訴え、その後は川崎市のジャイアンツ球場で調整。軽めのキャッチボールにとどめていた。

 また、11日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で一塁への走塁の際に左太腿に違和感を訴えた大田泰示外野手(24)は都内の医療機関で検査を受け、「左大腿二頭筋の肉離れ」と診断された。通常なら同箇所の肉離れは復帰まで1カ月程度は要する症状で、検査後に大田は「しっかり治して、また(1軍に)上がれるように頑張ります」と話した。

 開幕が2週間後に迫る中で、巨人は11、12年に最多勝を獲得した左腕と4番候補を一挙に失う非常事態となった。

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