イチ今季初捕殺は3・6秒バズーカー リクエストに応え命名しました

[ 2015年3月10日 05:32 ]

<マーリンズ・カージナルス>3回、強肩を披露するイチロー(AP)

オープン戦 マーリンズ2―5カージナルス

(3月8日 ジュピター)
 レーザービーム改め、3・6秒バズーカーだ!?マーリンズのイチロー外野手(41)が8日(日本時間9日)、カージナルス戦に「7番・右翼」で出場。4回に三塁を狙った一塁走者をノーバウンドのストライク返球で補殺し、強肩健在を見せつけた。代名詞「レーザービーム」に対し、報道陣に呼称の変更を依頼。捕球から三塁到達までの実測タイムは3・6秒。人気お笑いコンビにひっかけ「3・6秒バズーカー」と名付けましたが、いかがでしょう?

 ちょっと待って、ちょっと待って、お兄さ~ん。三塁狙うって何ですの?そうツッコみたくなるくらい、悠々と刺した。4回無死一塁、アダムズの右前打を処理したイチローが衰え知らずの強肩を発動。一気に三塁を狙った一塁走者アナをダイレクト返球で阻止した。

 「アナでしたからね、ランナーが。だから(三塁へ)行け、行けと思って」。昨季までヤンキースで同僚だったアナは、決して足が速くない。イチローはアナへ「レリゴー(let it go=そのまま行け)、レリゴー」と心の中で唱えながら舌なめずり。「あ、行きおった。あざーっす!ていう感じですね」。“ありのまま”の強肩。新天地で名刺代わりとなるレーザービームで刺したが、高笑いしながら「ちょっと待って」だ。

 「今さらでしょう、その言い回し。売れない漫才師の名前みたいだよね。新しいの、何か考えてくださいよ」。捕球から三塁到達まで実測3・6秒。新天地は「楽しい南国ラッスンゴレライ」と同じマイアミだ。メジャー15年目で初のナ・リーグでも、相手走者を震え上がらせる「3・6秒バズーカー」だった。

 その無駄のない、正確で力強い動きを支える「イチロー専用ジム」も完成。キャンプ施設横のコンテナ内に数種類の特殊マシンを関係者が組み立て、この日から使用可能になった。イチローが取り入れている「初動負荷理論」を推奨する鳥取県のスポーツジム「ワールドウィング」が開発した上半身用、下半身用などの専用マシン群。試合後には早速30分間こもり、体に刺激を与えた。

 「気持ちいいねえ。このマシンを使うのは20日ぶりくらい。ここまで間隔が空いた経験は、なかなかないね」。見せた動きはまるでタコ。軟体動物のように関節をグルグル動かした。重い負荷でのウエートトレーニングは一切行わず、鍛えるのは股関節や肩の周りが中心。関節の可動域を広げ、しなやかな体を維持するのが狙いだ。

 打っては2打数無安打も、2回無死満塁では一ゴロで三塁走者が還り「移籍初打点」を挙げた。実戦感覚が戻ってきたかと問われ「まあ、あるといいんですけどね。というくらいのスタンスですかね」と独特の表現で答えた。本来のイメージにはまだ遠い。開幕まで残り1カ月。実戦と専用ジムを駆使し、走攻守全てでイメージと一致させる。着々と整ってきた環境下で外野手4番手からスタメンGOレライ!!

 ▽レーザービーム 01年4月11日のアスレチックス戦、3点リードした8回1死一塁でイチローは右前打を素早く処理し、一塁走者ロングを三塁で刺した。地面からわずか50センチ上に構えた三塁手のグラブにノーバウンドで吸い込まれた右翼からの返球にスポーツ専門局ESPNのスタイナー・アナウンサーは「レーザービーム!!」と絶叫。これを機にイチローの代名詞として定着した。

 ▽8・6秒バズーカー 14年に結成されたばかりの吉本興業所属の人気お笑いコンビ。持ちネタで連呼する「ラッスンゴレライ」は早くも今年の流行語大賞候補に挙げられる。赤い服に黒ネクタイ、サングラスが基本スタイル。コンビ名の由来はボケ担当のはまやねんの50メートル走タイムが「8・6秒」なことと「バズーカ砲」の合体。コンビの正式名称では語尾を伸ばしてバズーカーとする。

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