谷繁監督 開幕マスク固執せず…出れば新記録もチーム優先

[ 2015年3月6日 05:30 ]

開幕スタメンに固執しない意向を示した中日・谷繁兼任監督

 中日の谷繁元信兼任監督(44)の実戦初出場が今月中旬以降になる見込みとなった。広島県廿日市市の大野屋内総合練習場で行われた5日の練習でも自分のペースで調整。今年出れば、プロ野球新記録の24度目となる開幕スタメンにも固執しない考えを明かした。

 「頭の中では(ここから出るというのは)あるけど、体の状態を見ながらですね。(開幕マスクは)一つの目安であってそこがすべてじゃない。その時点で状態が良い選手がかぶる」

 兼任2年目の今年は、春季キャンプもスロー調整。北谷のメーン球場で初めてフリー打撃を行ったのは、第3クールの2月10日だった。ケガをしているわけではないが、今年で45歳になるだけに「1年間戦える準備をしているんで」と慎重に体を仕上げている。6日の練習試合・広島戦(マツダ)からの1週間は屋外球場での試合が続くだけに、初実戦はもう少し先になりそうだ。

 一方、監督目線から見ると、今は「ポスト谷繁」候補たちにチャンスを与えている段階。じっくり体をつくりながら、自身の開幕マスクを脅かすような若手の出現を待ち望んでいる。

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2015年3月6日のニュース