山本昌 今季初実戦も…右ひざ痛めわずか1球で降板

[ 2015年3月3日 14:58 ]

<中・ソ>4回表無死、わずか1球で右ひざを負傷し、険しい顔で屈伸する山本昌

 中日の山本昌が3日、2軍教育リーグ・ソフトバンク戦(ナゴヤ)で今季初の対外試合のマウンドに上がったが、右ひざを痛め、わずか1球で降板した。

 4回から2番手で登板。抜けたような125キロの内角高めの直球を投げたところで、右足を気にした様子を見せ、そのまま降板した。

 前に投げていた右投手と左投手の踏み出しで掘れていた間に足を着いてしまい「ゴリっと言った」と山本。トレーナーによると半月板の損傷はない模様で、アイシングをして自分の車で名古屋市内の病院に向かった。山本昌は「そんなに重くない」と言いながらも「普通にしていれば大丈夫だが、曲げると痛い。投球練習で5球投げたんだけど…試合では出る力が違うから…迷惑をかけた」と語っていた。

 山本昌は今年8月で50歳を迎えるベテラン左腕にとって、新たな記録に挑むシーズンでもある。メジャーの最年長記録は、ジェイミー・モイヤー(当時ロッキーズ)が持つ49歳180日。プロ32年目の開幕を49歳228日で迎える山本昌が今季初勝利を挙げれば、メジャー記録も上回る。

 この日の登板を経て、先発、オープン戦登板を経て、開幕ローテ入りも期待されていた。

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