マー君 今キャンプ初打撃投手 25球投げて安打性1本

[ 2015年3月3日 05:41 ]

打撃投手を務める田中

 ヤンキース・田中が2日(日本時間3日未明)、今キャンプ初の打撃投手を務めた。ジョー・ジラルディ監督、ラリー・ロスチャイルド投手コーチら首脳陣がマウンド後方から見守る中、正左翼手のガードナーら打者5人を相手に計25球を投げ、6スイングで安打性の当たりは1本。メジャー通算155本塁打をマークした右の大砲ヤングからは、スライダーで空振りを奪う場面もあった。

 キャンプ9日目で最短の47分間の練習で終了した1日に「こちらでは打者がスイングしてこないし、どんどん自分のリズムで投げたい」と話していたように、テンポよく捕手のミットを目掛けて投げ込んだ。

 ジラルディ監督は3日(日本時間4日)から始まるオープン戦の最初の3試合で先発する投手を発表。右肘の不安を抱える田中や右膝の手術明けのサバシアについては「(登板は)だいぶ先になる」と、時間をかけて調整させる考え。田中については投球練習の間隔を昨年の中2日から中3日とするなど、調整に細心の注意を払っている。 

 田中は1日の練習後、4月28日にヤンキースタジアムで行われるレイズ戦で、自身初のバブルヘッド(首振り人形)が入場者に配布されるのを告知するプロモーションビデオを撮影。その後は「ミリタリーデー」として、米国の軍人とその家族らとの交流会に参加。記念写真やサインに気軽に応じた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年3月3日のニュース