滋賀・八幡工など対外試合禁止処分　学生野球協会審査室

　日本学生野球協会は２日の審査室会議で高校１４件の処分を決めた。

　八幡工（滋賀）は部員の窃盗で約５カ月の対外試合禁止処分となった。１年生部員１人が万引きを繰り返した上、その事実を知りながら同学年の部員２４人が盗品を買い取ったり受け取ったとして、処分対象は２５人に及んだ。チームは今夏甲子園につながる滋賀大会に出場できるが、窃盗行為に関与した部員は６カ月の対外試合禁止が課され、滋賀大会の参加資格も与えられない。

　また、９５年夏に北海道工として甲子園出場経験のある北海道尚志学園は、今年１月に就任した監督が部長時代にたびたび部内暴力を振るい、報告も遅れたとして１年の謹慎処分となった。

　そのほかの案件と処分期間、理由は次の通り。

　▽城山（神奈川）＝規定違反した監督に１月２６日から７月２５日まで謹慎６カ月
　▽金谷（静岡）＝交通事故を起こした監督１月２１日から２月２０日まで謹慎１カ月
　▽専大玉名（熊本）＝２年生部員による１年生部員への部内暴力３件について昨年１２月１４日から３月１３日まで対外試合禁止３カ月、報告が遅れた部長に昨年１２月１４日から６月１３日まで謹慎６カ月
　▽相良（静岡）＝１年生全部員７人が窃盗に関与。２月４日から５月３日まで対外試合禁止３カ月
　▽八日市南（滋賀）＝部員同士の部内暴力で１月２８日から２月２７日まで対外試合禁
止１カ月
　▽愛知（滋賀）＝２年生部員２人、１年生部員２人が部室で喫煙。２月７日から３月６日まで対外試合禁止１カ月
　▽周防大島（山口）＝部内暴力を起こした監督に１月２３日から２月２２日まで謹慎１カ月
　▽天竜（静岡）＝部内暴力を起こした副部長に２月５日から４月４日まで謹慎２カ月
　▽砂川（北海道）＝部長の部外暴力と報告遅れで２月２日から６月１日まで謹慎４カ月
　▽樹徳（群馬）＝部内暴力を起こした監督に２月７日から５月６日まで謹慎３カ月
　▽磐城（福島）＝酒気帯び運転をした部長に昨年１２月２９日から今年１２月２８日まで謹慎１年