菅野　どうした…最速５キロ減　斎藤コーチ「ちょっとおかしい気が」

＜巨・ヤ＞２回３失点と打ち込まれマウンド上で汗をぬぐう菅野

オープン戦 巨人１－７ヤクルト

（2月28日 東京Ｄ）
　巨人・菅野は３回を６安打３失点。初回に２死から３連打で失点すると、３回には１４３キロの速球をミレッジに左翼席上段に２ランされるなど、球威も精彩も欠いた。

　「まだ相手打者と勝負ができていない。自分自身の問題。変化球も自分の中でごまかしている」

　これで今季の実戦は３試合連続失点。開幕投手の最有力候補だが、この日も最速１４５キロと昨年の同時期と比べると５キロ前後遅い。原監督は「スピード、コントロール、切れ、全てが上がってきていない」と評し、斎藤投手コーチは「去年の肘（右肘痛）の影響があるのかどうか。ちょっとおかしい気がする」と首をかしげる。１日に菅野本人と話し合った上で、今後の登板スケジュールを再考する可能性を示した。

　開幕まで１カ月を切った。「何かきっかけをつかまないと。こういった内容では誰も納得してくれない」と菅野。２年連続の開幕投手へ、修正能力も問われる。