楽天“THK応援74”結成へ 東北6県担当制でファンサービス

[ 2015年2月24日 05:30 ]

ファンと一緒にバーンポーズをする楽天ナイン

 東北全土への地域密着を目指す!楽天が外国人や育成も含めた全74選手を対象とし、東北6県の「担当制」を設けることが23日、明らかになった。選手会長の藤田一也内野手(32)、嶋基宏捕手(30)、銀次内野手(26)ら主力6選手が各チームのリーダーを務める。球団は選手とファンの間に、より強い「一体感」が生まれることを期待。各県へのファンサービスのさらなる強化を目指していく。

 今年は球団創設から11年目。「新たな10年」に突入し、球界初の試みを行う。所属する全74選手を県担当選手として東北6県に割り振る、楽天ならではのプロジェクトだ。球団幹部は「ただ漠然とイベントでどこかの県に行くのではなく、“担当”として地域の方々と触れ合う気持ちを強く持つことが大事。その地域に愛着も持ってもらえれば」と意図を説明する。

 各県担当にはチームリーダーを配置。選手会長の藤田は秋田、主将の嶋は福島、銀次は地元の岩手、則本は山形、松井稼は青森、岡島は本拠地のコボスタ宮城がある宮城を任される予定だ。リーダーは球団と定期的にコミュニケーションを取りながらより良いファンサービスを提供する。また、宮城出身の斎藤や、福島出身の横山ら東北出身選手は原則、地元の県に配置され、リーダーや主力選手に関しては数年間は担当を据え置きにする見込みだ。

 楽天は近年、ドラフトで積極的に「東北枠」の指名を増やすなど、「東北全土への地域密着」を究極の目標に掲げる。球団は日本一を達成した13年オフの優勝報告会、昨オフのシーズン報告会で主力を6県に派遣。また、過去2年はファン感謝祭で「東北6県対抗運動会」を開催するなどして東北全土のファンにアピールしてきた。ただ、カバーすべき地域が広く、県民性や求められるサービスも異なる。今回、年間を通じて「担当制」を敷くことで選手は一時的ではなく、継続して密着する意識が強まり、自然と愛着も湧く。各選手がファンから「ご当地選手」として認識されれば、結果として東北6県と球団の絆も深まる。

 今後、球団は約120人いる全職員も東北6県に割り振り、チームワークを強化することで各県に対するファンサービスを充実させていく方針。球団関係者も「担当する県を“第二の故郷”と思ってファンサービスを強化したい。各県の担当チームで競争意識も高まると思う」と話した。

 大久保監督就任1年目の今季。チームと東北6県が一致団結して最下位からの巻き返しを狙う。

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