ハム増渕 緊急登板でヤク山田三振斬り 栗山監督ガッツポーズ

[ 2015年2月23日 05:30 ]

<日・ヤ>4回途中から登板し、後続を抑えた増渕

オープン戦 日本ハム0-4ヤクルト

(2月22日 浦添)
 昨季開幕直後にヤクルトから移籍した日本ハム・増渕が古巣を手玉に取った。4回2死二塁で山田をシンカーで空振り三振に斬ると、ベンチの栗山監督もガッツポーズ。オープン戦とはいえ2年ぶりの1軍マウンドに、「緊張したけど、ガムシャラに右腕を振ったらいい結果になった」と笑った。

 150キロ超の直球を武器に10年には57試合に登板したが、近年は投球フォームを試行錯誤。昨季はサイドスローに挑戦も初めて1軍登板なしを味わった。今春は国頭2軍キャンプでスリークオーターに戻して再起を図っていた。この日は予備メンバーとして1軍に招集されていたが、先発・上沢の球数が増えたことで緊急登板。打者2人を抑え、指揮官も「これをきっかけにしてほしい」と目を細めた。

 かつての同僚・由規の復活も増渕の刺激となった。キャンプ休日には2人で食事。「今は敵同士だが、一緒に頑張りたい」と1歳下の後輩に負けない復活を誓った。

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2015年2月23日のニュース