西武・岸 3年連続開幕投手に 過去2年敗戦も3度目正直任せろ

[ 2015年2月21日 07:00 ]

キャンプを打ち上げ、高知へ移動する岸

 西武の岸が3年連続の開幕投手に内定した。宮崎・南郷キャンプを打ち上げた田辺監督は、キャンプ中に決めるとしてきた大役について「昨年の実績から言えばおのずと分かる。その線でいきたい」と、昨季13勝で初タイトルとなる最高勝率を獲得した右腕に任せることを明かした。

 岸はキャンプ初日に開始10分で背中を痛めて離脱。それでも「やってしまったことはしようがない。できることをやろう」と焦る気持ちを抑え、別メニュー調整を続けた。17日に初めて捕手を座らせて68球を投げると、そこから3日連続でブルペン入り。「投げられるから投げている。問題ない」と話し、19日には開幕投手についても「もちろん目指す」とあらためて宣言していた。

 岸は宮崎市内でオープン戦を戦うチーム本隊とは離れて、高知・春野に移動。実戦登板は27日以降となる。指揮官は「状態は上がってきたし、全く心配していない。自分の中では決まっている」と全幅の信頼を置く。過去2年は敗戦投手となった岸だが、大型補強に成功したオリックス相手に三度目の正直で開幕初勝利を狙う。

続きを表示

この記事のフォト

2015年2月21日のニュース