和田監督 西岡VS上本いずれか三塁も「よりいい方法を」

[ 2015年2月21日 05:30 ]

宿舎で記者の質問に答える和田監督

 阪神・和田豊監督(52)が今キャンプ最後の休日だった20日、激しい二塁手争いを繰り広げている西岡と上本について言及。「どちらか決まっていない」と前置きした上で、勝敗が決した場合にいずれかを三塁手として起用するプランがあることを明かした。

 「最終的にどちらも行かせる可能性もあるからね。チーム力を上げるにはね。(いずれか一方を三塁で起用するか?と問われ)それは、そうやね。ただ、それはその2人だけじゃない」

 今春、阪神で最も注目を集めている、西岡VS上本のガチンコバトル。実戦に入って以降もともに攻守でハイレベルな仕上がりを見せており、一進一退の攻防が続く。そこで浮上してくるのが、いずれかを三塁へ回すプラン。「チームとして、勝てるというか、よりいい方法を選択していくだけ」。指揮官が頭の中で描く開幕オーダーに、両者の名が記されていたとしても決して不思議ではない。

 ただ、三塁手で即レギュラー獲得とはいかないのが今の阪神だ。昨年から続く新井VS今成は、こちらもハイレベル。簡単にポジションを明け渡すような2人ではない。他球団もうらやむチーム内競争は、和田監督にとって何より歓迎するところだ。

 「勝負はまだ始めの一歩。これから、両選手(上本、西岡)がどういうものを見せていくか」

 ホットコーナーも巻き込んでの熱い戦いが、大型補強なしの不安を吹き飛ばしそうだ。

続きを表示

2015年2月21日のニュース