“4番候補”大田「意識しすぎると…」初心センター返しで適時打

[ 2015年2月13日 05:30 ]

笑顔を見せる大田(左)。右は小林

巨人紅白戦 紅組1―2白組

(2月12日 サンマリン宮崎)
 今季の4番候補に期待される巨人の大田泰示外野手(24)が12日、紅白戦で第1打席で左前適時打を放ち、猛アピールを見せた。

 迷いのないスイングで初球を仕留めた。初回2死二塁。大田は西村の甘く入ったシュートを叩き、鋭く三遊間を抜いた。巨人の今キャンプ初実戦で、チーム初安打初打点のおまけ付きだ。

 「最初の打撃で、ああいう打撃ができたのは自分にとって大きいこと。1球目に立ち遅れないように準備して集中した」

 昨季終盤に飛躍の足掛かりをつかんだ若武者。原監督からは阿部、村田らを脅かす4番候補に挙げられている。その指揮官は「走者のいる場面で初球。秋からやってきた練習が少し実を結んでいるのでは」と評した上で「ただ、多くは褒めないよ」とニヤリ。さらなるアピールを求めた。

 大器と期待され続け、迎えた7年目。大田は4番スタメンについて「意識はしましたけど、しすぎると空回りしてしまう」と目の前の打席に集中した。心掛けているのは振り回さず、センター方向中心の打撃。「アピールしなければいけない立場ですけど、やりたいことを継続して辛抱強くやっていきたい」。24歳は最後まで表情を緩ませることはなかった。

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