通算130勝左腕のリリー元投手 詐欺容疑認める

[ 2015年2月7日 18:18 ]

現役時代のテッド・リリー氏 (AP)

 メジャー15年間で通算130勝を挙げ、13年限りで現役を引退したテッド・リリー氏(39)が保険金詐欺容疑で告発された件で、6日に米カリフォルニア州で裁判が行われた。

 リリー氏は自身が所有する20万ドル相当(約2300万円)のキャンピングカーの修理に絡む保険金をだまし取ろうとした疑いをかけられ、有罪なら最大で禁錮5年の刑に処される可能性もあったが、裁判では検察との司法取引に応じて容疑を認めた。

 罰金2500ドル(約30万円)、2年間の保護観察、250時間の地域奉仕活動と引き換えに禁錮刑を免れたリリー氏は「このような事態を招いてしまった自分の行動を謝罪したい。今後は信頼の回復に努めたい」と声明を出した。

 リリー氏は96年にドジャースからドラフト23巡目(全体688位)で指名を受けると、エクスポズ(現・ナショナルズ)に移籍後の99年にメジャーデビュー。その後、ヤンキース、アスレチックス、ブルージェイズ、カブス、ドジャースと渡り歩き、03年から8年連続で2桁勝利を挙げ、オールスター戦に2度出場した経験を持つ技巧派左腕だった。

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2015年2月7日のニュース