西武・熊代 遊撃手転向の秘密兵器は“手のひらサイズ”グラブ

[ 2015年2月7日 08:40 ]

通常使用しているグラブ(左)より一回り小さいグラブで練習する熊代

 例えるなら「手のひらサイズ」だ。プロ5年目で外野手から遊撃手に転向した西武・熊代が使うのは、極小グラブ。指の部分が一般的な遊撃手用グラブより、10センチも短い。今キャンプから使用し「きちんと腰を落とさないと、球がすり抜けていく。それに、小さいグラブの方が捕球後、球を握り替えやすい」と説明。全体練習後、今キャンプ2度目の特守でノックの雨を受けた。

 捕球後、俊敏なボールの握り替えが要求される遊撃手。グラブが大きいと、グラブ内でボールが落ち着かず、握り損なうことがある。元ヤクルトの宮本慎也氏ら名手と呼ばれる選手は、小さなグラブを好む傾向にある。だが、指が短い分、打球に届く範囲が狭く、球際に弱くなるというリスクも伴う。それでも「握り替えが苦手」と考える熊代は俊敏さを求め、SSK担当者が「小学生サイズの小さい版」と話すほどのグラブで反復練習を続ける。

 もうひとつの目的は、グラブの「捕球ポイント」を覚えること。このグラブ、指は短いがポケット部分の大きさは変わらない。奈良原内野守備走塁コーチは説明する。「球離れを良くするため、グラブのポケットに当てて握り替える。特に併殺の時は素早く。指が長いと先っぽでつかんだりして、感覚が鈍る」。指でつかむのではなく、ポケットに当てる。そして素早く握り替える。その感覚を養っている。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2015年2月7日のニュース