巨人・阿部 160キロマシン打ち“チーム1号” 新打法効果テキメン

[ 2015年2月7日 05:30 ]

「160キロマシン」で打撃練習する阿部

 巨人・阿部が、本球場のサンマリン宮崎に初導入された「160キロマシン」を早くも攻略した。気温9度の寒さ。手のしびれを避けるため金属バットを使用したとはいえ、26スイング中3本の柵越え。160キロ打ちの「チーム1号」となった。

 「そんなに(球速は)出ていないよ。きょうは、そんなに速くない」。謙遜したものの、一塁に転向して3冠王を目指す主砲の打撃は本物だ。寝かせていたバットを立てて構える新打法。最短距離でバットを出せるから160キロも苦にしない。18スイング目の一撃は右翼席上段に叩き込む140メートル弾。「これのおかげ」とばかりに金属バットを指さしてはにかみ「木のバットで(上段に)打ちたいな」と話した。

 近年、阪神のメッセンジャーら速球投手に苦しんだ反省を踏まえ、秋季練習から導入した超高速マシン特訓。この日は村田、坂本、金城らが続けて空振りするなど、対応に苦しむ場面が目立ったが、阿部は別格だった。

 主将を譲り渡し、腰痛から合流した坂本には「自分らしくやってくれたらいい」とエール。捕手と主将の「重荷」を降ろし、背中にもバットにも頼もしさが増している。

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2015年2月7日のニュース