“新マー君”は外野手!楽天ドラ3福田マサヨシ センター名乗り

[ 2015年2月7日 05:30 ]

初回無死一塁、一走の福田は次打者の右前打で一気に三塁を狙う

楽天紅白戦 紅組4―1白組

(2月6日 久米島)
 楽天に新たなマー君が出現した!楽天のドラフト3位・福田将儀(まさよし)外野手(22=中大)が6日、今キャンプ12球団最速で行われた紅白戦で紅組の「1番・中堅」で先発出場。初回、先頭打者で初球を右前打した。すぐさまランエンドヒットで三塁まで進塁するなど、自慢の俊足で存在感をアピール。「プロ初打席初球初安打」と初もの尽くしの福田が、正中堅手争いに名乗りを上げた。

 迷わず、思い切り振り切った。福田は初回、先頭打者で打席に立つと、8年目右腕の菊池が投じた初球を何のためらいもなくスイング。見逃せばボールという外角直球をきれいに右前に運んだ。

 「初球はどんなボールが来ても振ろうと思っていた。ベンチでも“初球からいけ”と言われていたので。結果、ヒットになって良かった」

 今キャンプ初の紅白戦。先攻・紅組の「1番・中堅」で先発出場した。当然、最初に打順が回ってくる。しかも、新人の福田にとってみれば「プロ初打席」。並の新人なら様子をうかがおうと初球は見送るところだが、前日に対戦投手となる菊池の映像を繰り返し見たというルーキーは「結果を残さないといけないので、できる限りの準備はした。イメージ通りだった」と喜んだ。

 これだけではない。続く山崎の打席で、2度のけん制を受けても隙をうかがった。2球目、スタートを切ると、ランエンドヒットとなり三塁まで進塁。さらに、銀次の右前打でチーム初得点となる先制ホームを踏んだ。

 小学生の頃から「徒競走では負けたことがない」という俊足の持ち主。その俊足がさらに加速したのは松尾中学校(千葉)時代だ。2年時に腰を痛め、右手と右足、左手と左足を同時に出す「ナンバ走り」を取り入れた。その効果もあり、3年で出場した千葉県山武市の陸上大会では100メートルを10秒83で走り成人部門1位に輝いた。

 4日に計測した30メートル走も1軍トップの4秒15を記録。だが、足が速いだけではプロの世界では生き残れないと痛感した。2打席目に四球を選んで出塁すると、山崎の初球に二盗を試みたが憤死。「プロはけん制の間合いやホームに投げるまでのタイミングが違う。走りにくかった」と課題も挙げた。

 それでも大久保監督は「結果も出したし、(盗塁の)スタートも切った。練習よりゲーム派なのかな」と実戦向きの選手として高評価を与えた。

 名前の「将儀」は13年にチームを初の日本一に導いた田中将大(ヤンキース)と同じ「将」の文字がつき、「活躍して、認めてもらえたら“マー君”を襲名したい」と宣言。松井稼、聖沢との激しい中堅手争いとなるが「ずっとセンターでやってきた。出るからにはセンターで出たい」。楽天の「マー君」と呼ばれるまで、猛練習で汗にも泥にもまみれる。

 ▽ナンバ走り 左足と左手を同時に出す走法。重心を低くし重力を利用することで、スタミナのロスが少ない走りとされ、陸上短距離の末続慎吾が採用している。「ナンバ」は歌舞伎の動作で同じ側の手足を動かして歩くこと。

 ≪福田将儀(ふくだ・まさよし)≫

 ☆生まれ 1992年(平4)4月17日、千葉県松尾町(現山武市)出身の22歳。

 ☆球歴 「九十九シニア」では投手を務めていたが、習志野(千葉)入学後、野手に転向。2年春にセンバツ出場。中大では1年春から中堅のレギュラー。

 ☆サイズ&投打 1メートル74、76キロ。右投げ右打ち。

 ☆趣味 ゴルフ。

 ☆好きな歌手 E―girls。

 ☆好きな食べ物 空揚げ。 

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