規制緩和が影響?キューバ2選手が大会期間中に亡命

[ 2015年2月5日 13:01 ]

キューバ代表のダイネル・モレイラ内野手 (AP)

 米メディアは4日、ラテンアメリカの国際野球大会であるカリビアンシリーズに参加しているキューバ代表の2選手、ブラディミール・グティエレス投手(19)とダイネル・モレイラ内野手(29)が同大会期間中に亡命したことを報じた。

 大リーグ機構は3日にキューバ選手と契約する際に必要だった米政府の許可の取得を撤廃したことを発表。従来は大リーグの球団がキューバ選手と契約を結ぶ前に米財務省外国資産管理局の許可が必要だったが、新しい規定では選手本人の宣誓書の提出で済まされることになった。

 これまでに比べてキューバ選手が大リーグ球団と契約しやすくなったが、メディアは今回のキューバ代表2選手がチームを去ったことはこの大リーグ機構の規制緩和に起因しているのではないかと見ている。

 「国や選手自身の家族に対する裏切り行為。2選手は恥を顧みず、金に目がくらんだ」と不快感をあらわにしたのはキューバ代表役員のホルヘ・ポロ氏。大会コミッショナーのホアン・フランシスコ氏は「これは選手個人の問題」とコメントし、大会が2選手の亡命に関わっていないことを強調していた。

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2015年2月5日のニュース