大リーグ キューバ選手との契約自由化 グリエル「いいニュースだ」

[ 2015年2月5日 08:03 ]

グリエル

 大リーグ機構は3日(日本時間4日)、キューバ選手と契約する際に必要だった米政府の許可の取得を撤廃したと各球団に通達した。AP通信が伝えた。従来は大リーグの球団がキューバ選手と契約を結ぶ前に米財務省外国資産管理局の許可が必要だったが、新しい規定では選手本人の宣誓書の提出で済まされる。

 米国、キューバ両国が国交正常化に向けた交渉を進めていることが背景にある。新しい規定により、これまで亡命者に限られていたキューバからの大リーグ移籍が活性化し、キューバが大リーグ移籍を認めたヨアン・モンカダとの入団交渉がスムーズに行われるとみられる。「適用第1号」となるモンカダは強肩強打の19歳の内野手で、ヤンキース、レッドソックス、ドジャースなど10球団前後が獲得に向け、大争奪戦を展開している。

 キューバも参加して2日(同3日)にプエルトリコで開幕したカリビアン・シリーズには大リーグのスカウトが集結。DeNAに1年契約で残留したが、メジャーからも注目を浴びているY・グリエルは国交正常化の動きに大リーグ公式サイトで「重要なのは関係を改善していくこと。いいニュースだ」と歓迎した。

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2015年2月5日のニュース