2年目まで不祥事続き…誠 初の本格キャンプで“初めの一歩”

[ 2015年2月5日 08:21 ]

打撃投手を務める誠

 西武・誠(相内誠)が、今キャンプ初めてフリー打撃に登板した。35球を投げて、安打性の当たりは3本。木村に柵越え1本を許したが、すぐに伸びのある直球で空振りを奪った。

 「昨年はユニホームも着られていなかった。やっとスタートラインに立てた」。感慨深げに話した3年目右腕。1年目は道路交通法違反(無免許運転など)で入団が遅れ、キャンプ不参加。2年目は未成年での飲酒、喫煙が発覚して謹慎処分中で、ジャージー姿で別メニューだった。渡辺久信シニアディレクター(SD)は「初めて本当の西武の選手として過ごすキャンプ。結果を出してほしい」と期待する。

 オフはオーストラリアウインターリーグに参加し、直球に磨きをかけてきた。不祥事のためつけることがかなわなかった、かつての渡辺SDの背番号「41」を、秋には取り戻したい。「これからが競争です。きょうは力んでしまいました」。誠が初めの一歩を踏み出した。

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2015年2月5日のニュース