ロッテ京大くん 2・11実戦デビューへ シート打撃登板

[ 2015年2月5日 07:05 ]

初の連投となったブルペンで力投する田中

 ロッテのドラフト2位・田中(京大)がプロ初「連投」で調整ピッチを上げ、早ければ11日のシート打撃で実戦デビューする。

 第1クール最終日のこの日に、3日に続いてブルペン入り。前日は直球のみ60球を投げたが、この日は直球を中心にカーブ、スライダー、カットボール、フォークを交えて67球を投げ込んだ。

 「疲労がたまった状態でどれだけ投げられるかを意識した。下半身がうまく使えていなかった。体の開きも早かった。いい球もあったけど、安定しない球もあった」

 田中にとって、この日のブルペンは「実験」の場だった。長丁場のシーズンを意識し、今まで経験したことのない疲労を感じた状態で体の動きを確認した。さらに、投球前には涌井の初ブルペンを見学し「ここというポイントで力を入れていて、フォームがほぼ一定。やっぱり凄かった」と、プロの投球技術をこの目に焼き付けた。

 チームは9、11日に初の実戦形式となるシート打撃を予定している。首脳陣は田中自身が志願すれば登板させる方針で、田中は「できれば投げたい。1軍の打者の雰囲気を感じてみたい。実戦で投げる機会に向けてフォームを修正していきたい」。緊張しっ放しだった4日間の第1クールの自己採点は「60点」。それでも「プロの練習の雰囲気にも慣れて、自分のやりたいことはできるようになってきた」と充実した表情が印象的だった。

続きを表示

この記事のフォト

2015年2月5日のニュース