江夏氏 まずは36歳能見「老けた気持ちではやってもらいたくない」

[ 2015年2月1日 07:04 ]

掛布DC(右)に「ついに眼鏡にしたんですね」と言われて少し照れる江夏氏

 阪神宜野座キャンプで臨時投手コーチを務めるOBの江夏豊氏(66=野球解説者)が31日、能見に熱いメッセージを送った。

 「老けた気持ちではやってもらいたくはない。若い人たちを引っ張っていくようなファイトが欲しい。ファイトというか、ガッツというかね」

 5月に36歳となる左腕に、若手のお手本となることを促した。さらに、昨季の投球内容についても言及。「感じたことはもったいないなと。これは能見くんだけの問題じゃない」。具体的な問題点は明かさなかったが、レジェンドの目には、はっきりと見えている。

 能見だけじゃない。キャンプでは藤浪のキャッチボールに熱視線を送る考えを明かした。「ブルペンも大事だけど、キャッチボールもね。どういうキャッチボールをしているか見てみたいよね。日本球界を代表する投手になってもらわないといけない器」。すでに素質と素材は十分に評価している。それだけに、さらなる進化への手助けとなるアドバイス送ることも決めた。

 投手王国を目指す猛虎に、レジェンドの魂が注入される。

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